仲介手数料無料

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仲介手数料講座【第6講】

仲介手数料講座

 

第6講のテーマは、仲介手数料無料の仕組みについてです。最近は、仲介手数料無料の不動産会社も出てきています。仲介手数料は、不動産会社の最大の収入源なのに、どうして無料にできるのか、その背景を探ります。

 

仲介手数料「無料」の仕組み

仲介手数料の仕組みのところでも説明しましたが、介在する不動産会社が1社の場合、売主と買主の両方から仲介手数料を受け取ることができます。

 

しかし最近は、不動産業界の「悪しき慣習」とも言える「高すぎる不動産仲介手数料」を、売主や買主が個人の場合には無料にしたり安くしたりする方向で取り組みを始めた不動産会社も現れています。

 

仲介手数料は、法令で上限額が決められています。それを超える報酬を請求することはできませんが、安くすることは自由です。企業努力で引き下げは可能です。

 

例えば次のような場合に、仲介手数料を無料・半額にしています。

 

仲介手数料が無料になるケース
  • 売主が不動産会社、買主が個人の場合は、売主(不動産会社)からのみ仲介手数料をもらって、買主(個人)の仲介手数料を無料にします。
  • 逆に、売主が個人で、買主が業者の場合は、売主の仲介手数料を無料にします。

 

仲介手数料が半額になるケース
  • 2社で共同仲介する場合、売主または買主のいずれかが他の業者と媒介契約を結んでいますから、そちらの仲介手数料は入りません。仲介手数料を無料にすると収入がなくなります。こういう場合には仲介手数料を半額にします。
  • 1社媒介で、売主・買主ともに個人の場合、双方の仲介手数料を半額にします。

 

なぜ仲介手数料を無料にできる?

経費をカットして仲介手数料無料

 

仲介手数料を無料・割引している不動産会社には、次のような特徴があるようです。

 

広告費の大幅削減

土地や住宅など、不動産の新聞折り込みチラシが連日のように入っていますが、広告費も相当な額になります。。

 

多大な経費のかかる折込チラシをやめ、インターネット広告に特化している不動産会社もあるようです。

 

そうやって経費を削減し、その分、仲介手数料を引き下げ、消費者に還元しています。

 

人員配置の最適化で人件費カット、業務のスリム化

新築物件のオープンハウスで営業マンが立っている光景を見かけることがあると思います。1日現場に立っているだけでも人件費が発生します。そして見学に行って名前を書けば、その後、毎日のように、夜の忙しい時間帯に電話を頻繁にかけてきます。

 

また、昼でも夜でもマンションの押し売りの電話がかかってきますよね。

 

仲介手数料無料の不動産会社では、そうした営業スタイルを見直して、業務のスリム化を図っています。こうして経費を削減することにより、その分、仲介手数料を 「無料」 あるいは 「割引」 で物件を紹介しているのです。

 

実店舗を持たない不動産ベンチャー

実店舗を持たず、インターネット上でほとんどの手続きを完結させる不動産ベンチャーが登場しています。こうした業者は「仲介手数料無料」が売りです。

 

賃貸物件の仲介の場合は、家主からのみ仲介手数料を受け取り、借り手は無料というケースが多いようです。これまで、借り手に仲介手数料を全額請求していたのと比べると大きな変化です。

 

大家さんと直接交渉できる「ウチコミ」というサイトも登場しています。この場合、すべての賃貸物件が仲介手数料無料です。

 

また、中古マンションの売買を仲介する企業もあり、仲介手数料を買い手のみ請求し、売主は無料にしているようです。個人間の売買なら、消費税もかかりません。

 

こういった形態は、国が不動産のネット取引解禁に動き出していることも追い風となり、今後、拡大が見込まれています。

 

 

仲介手数料無料の仕組み